2026.08.30 お役立ちコラム

【LP制作実績】Instagram運用代行サービスのLP|マーケティング設計で問い合わせを最大化した事例

「問い合わせが来るLPを作りたい」という相談をいただくことは多いのですが、見た目を整えるだけではなかなか成果には結びつきません。パルカが制作したInstagram運用代行サービス「マカセテ」のLP(ランディングページ)では、マーケティング心理学の枠組みを設計に取り込み、公開後2週間で7件の相談、初月10件の契約という成果が出ました。この記事では、そのLP制作でパルカが意識した4つのポイントを具体的に解説します。「なぜこう設計したのか」という理由ごと共有することで、これからLP制作を検討している方の参考になれば幸いです。

LP制作の背景と課題:LP単体で集客から問い合わせまで完結させたい

InstagramのプロフィールページをスマートフォンでスクロールするSNS運用代行サービスのイメージ

Instagram運用代行サービス「マカセテ」を運営する会社から、LP制作の依頼が入ったのはサービスの立ち上げ期のことでした。月額9,800円でInstagramの投稿・運用を丸ごと代行するというサービスで、主なターゲットは小規模店舗のオーナーや個人事業主です。「SNSはやらなきゃと分かっているけれど、時間も知識も足りない」という層へ向けた、明確なターゲティングがあるサービスでした。

依頼の背景にあったのは「既存のホームページだけでは訴求しきれない」という課題です。ホームページは会社全体を紹介する場所として機能しますが、特定のサービスを集中的に売り込む場としては構造上の限界があります。サービスの詳細説明、料金の透明性、申し込みまでの手順——これらをひとつのページの中で完結させ、Instagram広告やSNS投稿からの流入を直接コンバージョン(問い合わせ)につなげたいという要望でした。

この「LP単体で集客から問い合わせまで完結させる」という設計思想は、LP制作において最初に固めるべき最重要の前提です。ホームページとLPの構造上の違いは、ひとことで言えば「余所へ行く出口を作らない」こと。ユーザーの注意をそのページ一点に集中させ、ひとつの行動(問い合わせ・申し込み・資料請求)だけを促す。パルカではこの目的の定義を、最初の打ち合わせで必ず明確にするようにしています。目的が曖昧なまま制作に入ると、「とりあえず情報を並べたページ」になりやすく、結果として何も起きないLPになります。

ホームページとLPの使い分けについては「LPとホームページの違いと使い分け方」もあわせて読んでいただくと、今回の設計の意図がより伝わるかと思います。

ポイント1:ファーストビューでサービスの価値を3秒で伝える

WebデザインソフトウェアとWebサイトデザインを表示するMacBookと周辺機器のデザインワーク環境

LPに訪れたユーザーがページを閉じるまでの時間は、スマートフォンで平均3〜8秒とも言われています。この短時間のうちに「自分に関係がある」「見る価値がある」と感じてもらえなければ、どれだけ丁寧な説明がページの下にあっても読まれません。ファーストビュー(ページを開いた瞬間にスクロールなしで見える範囲)の設計は、LPのパフォーマンスを決定づける最重要エリアです。

マカセテのLPでは、ファーストビューに次の要素を凝縮しました。

  • キャッチコピー:「SNSは任せて、本業に集中できる」——お客様が得られる結果を先に伝える
  • 料金:月額9,800円〜(税込)をファーストビュー内に明示
  • 行動を促すボタン(CTA):「まず相談してみる」という低いハードルの文言
  • 動きのある要素:数字のカウントアップアニメーションで運用実績を印象づける

ここで特に意識したのは「価格の先出し」です。多くのLPでは料金をページの後半に置きますが、それはユーザーの「高そう」という先入観を引きずったまま読み進めさせることになります。月額9,800円という価格をファーストビューで開示することで、「これなら相談できる」という安心感を先に持ってもらう狙いです。

またCTAの文言も重要です。「お申し込みはこちら」では購買の意思決定が済んだ人しか押しません。「まず相談してみる」に変えることで、検討段階のユーザーにも行動のハードルを下げられます。ファーストビューのCTAはコンバージョン率に直結するため、A/Bテストによる継続的な検証も視野に入れた設計をしています。

ファーストビューの具体的な改善方法については「LPのファーストビューで問い合わせを2倍にする方法」でも詳しく解説しています。

ポイント2:スマートフォン中心のデザイン設計

ノートパソコンの上に置かれたスマートフォン。モバイルファーストなLPデザイン設計のイメージ

Instagram広告からの流入が主な集客ルートとして想定されていたため、LPを見るユーザーのほぼ全員がスマートフォンを使っています。「レスポンシブ対応」という言葉を聞くと「PC版を作ってスマホでも見られるようにする」とイメージしがちですが、正しいアプローチは逆です。スマートフォンでの読みやすさ・操作しやすさを最優先に設計し、PC版はそれを拡張するというモバイルファーストの考え方で作ります。

マカセテのLP制作でスマートフォン設計として特に意識した点を4つ挙げます。

タップ領域の確保

CTAボタンは縦方向に44px以上を確保し、指の腹でも確実にタップできるサイズにしています。小さいテキストリンクは押し間違いが起きやすく、ユーザーのストレスにつながります。面積のあるボタン形式を採用し、複数のCTAボタンは同じデザインで統一することで視覚的な混乱を防ぎます。

フォントサイズと行間の確保

本文テキストは16px以上、行間は1.7〜1.8倍程度を基準にしています。小さすぎるフォントは読み疲れを引き起こし、途中での離脱につながります。特に料金説明や申し込みの手順は重要情報なので、ひとまわり大きなフォントを使い、視線が自然に引き寄せられるよう設計しました。

縦スクロール前提の情報設計

スマートフォンの操作は縦スクロールが基本です。横並び(グリッド)のコンテンツはスワイプ操作が必要になるため、慣れていないユーザーは飛ばして読んでしまいます。今回のLPでは、比較表や料金プランも縦一列に並べ直し、スクロールだけで全情報が追えるように設計しました。

画像の最適化と表示速度

LP内で使用する画像はWebP形式に変換・圧縮し、表示速度を確保しています。表示が遅いページは離脱率が急上昇します。Googleの調査によると、モバイルでの読み込みが3秒を超えると離脱率が32%増加するとも言われており、速度の最適化はSEOだけでなくコンバージョン率にも直接影響します。

ポイント3:信頼感を積み上げるストーリー構成

青とピンクのパステル背景に5つの黄色い星が並ぶ、顧客からの信頼と高評価を象徴するレビューのイメージ

LPは「一方的な告知ページ」ではなく、「対話型のセールストーク」として設計します。ユーザーがスクロールするにつれて、段階的に信頼が積み上がっていく構成を意識することが大切です。「うちのサービスは良いものです」と最初から主張するだけでは、ユーザーは信じません。読む人の心理の流れに沿って情報を配置することが、問い合わせへの橋渡しになります。

マカセテのLPでは、以下の3段階でコンテンツを配置しました。

①「どうなるのか」を先に見せる

申し込みから運用開始までの流れ(相談→ヒアリング→プラン提案→運用開始)をフローチャートで可視化しました。SNS運用を外部に依頼することへの「よく分からない」「何をやってもらえるのか不安」という心理的ハードルを、最初に取り除くことが目的です。プロセスが見えると「なんとなく怖い」が「やってみよう」に変わります。

②「使っている人」の声を見せる

実際に利用しているオーナーの声を掲載しています。テキストだけでなく、業種・利用期間・具体的にどう変わったかを記載することで信憑性を高めました。「繁忙期も投稿が途切れなくなった」「月1回のやりとりだけで済む」といった生の言葉は、スペックの説明よりも何倍も刺さります。

③「コスト比較」で価値を納得させる

社員を採用してSNS担当を置いた場合のコスト(給与・社保・教育費など)と月額9,800円を並べた比較表を用意しました。「月9,800円は高い」という最初の印象を、「自分でやるより安い」「雇うよりはるかに現実的」という文脈に変える工夫です。数字で示すことで、感情ではなく理性的な判断を促します。

この構成の背景には「人は理解してから信頼する」という考え方があります。ファーストビューで気を引いた後、「仕組みが分かった(理解)」→「こういう人が使っている(共感)」→「これだけの価値がある(納得)」という3段階を、スクロールの流れの中に自然に設計しました。

ポイント4:AIDMAモデルを応用した段階的な導線設計

マーケティング戦略の資料を指差しながら分析するビジネスシーン。AIDMAモデルに基づいたLP設計の検討風景

マーケティングの分野で古くから知られているAIDMAモデルは、消費者の購買心理を5段階で整理したフレームワークです。マカセテのLP設計では、このモデルをページ構成の骨格として応用しました。

段階 意味 マカセテLPでの対応
Attention(注意) 認知・気づき ファーストビューのキャッチコピーとアニメーション
Interest(興味) 関心を持つ サービス内容の詳細説明と実際の投稿事例
Desire(欲求) 欲しいと感じる お客様の声・料金比較・利用シーンのビジュアル
Memory(記憶) 記憶に残る サービス名と主要コピーの要所での繰り返し
Action(行動) 申し込み・問い合わせ 複数設置したCTAと低ハードルな問い合わせフォーム

LPにおいて「CTAをページの最後だけに置く」という構成は大きな機会損失です。ユーザーによってスクロール深度は異なります。料金を見た段階で「これでいい」と決断する人もいれば、お客様の声まで読んで初めて動く人もいます。そのすべての段階で「行動できる導線」を用意することが重要です。

マカセテのLPでは、CTAをファーストビュー直下・サービス説明の後・お客様の声の後・料金表の後・ページ最下部の5か所に設置しました。文言はすべて「まず相談してみる」で統一し、プレッシャーを感じさせない設計を保っています。

Memory(記憶)段階への対応も見落とされがちなポイントです。1回の閲覧で即決するユーザーは多くありません。ページを離れて後日戻ってきた時に「あのサービスだ」と分かるよう、サービス名「マカセテ」とメインコピーをページの節目節目で繰り返し登場させています。

印象的なビジュアルと組み合わせることで記憶への定着率を高め、再訪時にスムーズに問い合わせへつなげる設計にしています。このように各段階に対応した設計を積み上げることで、LPは単なる紹介ページではなく、成果を出す集客装置として機能します。

まとめ:マーケティング設計がLP制作の成否を決める

マーケティング戦略を視覚化したカラフルな図表。LPの成果を支えた設計思想の全体像を象徴するイメージ

マカセテのLP制作を通じて、あらためて実感したことがあります。LPは「デザインが綺麗かどうか」ではなく「ユーザーが次のアクションを取りたくなるかどうか」で評価されるべきものだということです。

今回のLPで実践したポイントを4つに整理します。

  1. ファーストビューで価値と価格を即座に伝える——3秒で判断されることを前提に設計し、価格の先出しで不安を先に解消する
  2. スマートフォン中心で設計する——広告流入の主戦場はスマホ。タップ領域・フォントサイズ・縦レイアウト・表示速度の4点を必ず押さえる
  3. 信頼を積み上げるストーリー構成——理解→共感→納得の3段階で不安を取り除き、問い合わせへの心理的ハードルを下げる
  4. AIDMAに沿った複数のCTA設置——決断のタイミングはユーザーによって異なる。全員が最後まで読むという前提で設計しない

公開後2週間で7件の相談、初月10件の契約という成果は、デザインの見栄えではなく、こうした設計の積み重ねから生まれたものです。見た目は大切ですが、「誰に、何を伝え、どう動いてもらうか」という設計の方が先にあるべきです。

パルカでは、LP制作においてこのようなマーケティング視点の設計を最初の段階から組み込んでいます。「かっこいいページを作ること」ではなく「目的を達成するページを作ること」を出発点に、戦略の立案から制作・公開後の改善まで一貫してサポートします。「問い合わせが来るLPを作りたい」「広告を出してもコンバージョンが伸びない」といった課題をお持ちであれば、ぜひ一度ご相談ください。

この記事を書いた人
ootaka
ootaka

デザインパルカ(長崎・佐世保/全国リモート)が、届くWEBのための制作・集客のヒントをお届けします。

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