2026.09.02 お役立ちコラム

サービスサイトのホームページ制作費用|LP・コーポレートサイトの相場と選び方

サービスサイトを作りたいと思って制作会社に見積もりを依頼すると、「30万円でできます」という会社もあれば「200万円からです」という会社もあります。同じ「サービスサイト」という言葉を使っているのに、なぜここまで金額に差が出るのでしょうか。

答えはシンプルです。「サービスサイト」という言葉が指す範囲が広すぎるからです。1ページで完結するLP(ランディングページ)なのか、会社全体を紹介する複数ページのコーポレートサイトなのか、それとも記事を積み上げてSEO集客を狙うオウンドメディアなのか。目的と作るものが違えば、費用も工数もまったく変わります。

この記事では、サービスサイトの種類別に制作費用の相場と特徴を整理し、「依頼する前に決めておくべきこと」を具体的にお伝えします。先に種類と目的を決めてから予算を組む。それが費用を無駄にしないための正しい順序です。

サービスサイトとは何か|LP・コーポレートサイト・オウンドメディアの違い

タブレットとノートパソコンを並べてサービスサイトの種類を確認する担当者

「サービスサイト」という言葉に業界共通の定義はありません。実際の使われ方を見ると、大きく3つのタイプに分けられます。どのタイプかによって、かかる費用も期待できる効果もまったく異なります。

LP(ランディングページ)

LPは、1ページで完結するサイトです。1つの商品やサービスに絞り込み、申し込み・資料請求・問い合わせといった「1つの行動」を促すことに特化しています。Google広告やSNS広告からの流入を受けることが多く、「今すぐ決めてもらうためのページ」とも言えます。

特徴は、情報を縦に並べて読み進めてもらう構造です。読者を迷わせないよう、他のページへのリンクを極力排除し、最後のCTA(行動喚起ボタン)に向けて一本道の導線を作ります。

LPの強みは、短期間で成果を試せることです。広告と組み合わせることで、打ち出してから数日で問い合わせや申し込みが来るかどうかを確認できます。一方、SEOには不向きで、広告を止めると流入もゼロになるという特性があります。

コーポレートサイト(会社・サービス紹介サイト)

コーポレートサイトは、複数のページで構成される会社全体の紹介サイトです。会社概要・事業内容・実績・スタッフ紹介・お問い合わせなど、初めて会社を知る人に全体像を伝えるための構成が基本になります。

商談の前に相手に見てもらう、採用候補者に確認してもらう、名刺交換した後に調べてもらうといった使われ方が多く、信頼性の補強が主な役割です。LPと違い、複数のページにわたって会社の姿勢や実績を伝えることで、「この会社なら安心して依頼できそう」という印象を作ります。

更新のしやすさも重要なポイントです。WordPressなどのCMSを使えば、自社でお知らせを更新したり、新しいサービスページを追加したりできます。逆に、静的なHTMLで作られたサイトは更新のたびに制作会社への依頼が必要になります。

オウンドメディア

オウンドメディアは、ブログ形式でコンテンツを積み上げていくサイトです。SEO(検索エンジン最適化)を目的にすることがほとんどで、「○○とは」「○○の費用」「○○の選び方」といったキーワードで検索する人に向けて記事を書き続けます。

短期間での成果は期待しにくいですが、積み上げた記事が資産となり、長期的に安定したアクセスを生み出します。広告を止めてもアクセスが続くことが、LPとの大きな違いです。

デメリットは、成果が出るまでに時間がかかることと、継続的な更新コストが発生することです。記事を書くリソース(時間・人材・費用)を確保できない場合、オウンドメディアは向きません。

種類別・制作費用の相場

資料と書類を確認しながら費用の内訳を整理する担当者

種類ごとの費用目安をまとめます。あくまで相場感であり、制作会社の規模・得意分野・依頼内容によって大きく変わります。

LP(ランディングページ)の費用相場

規模 費用の目安 主な特徴
シンプルなLP 15万〜30万円 デザイン・コーディングのみ。原稿・写真は自社用意
標準的なLP 30万〜60万円 原稿作成・写真撮影込み。広告用に最適化
高品質なLP 60万〜150万円 マーケティング設計・A/Bテスト込み。本格的な広告運用向け

LPはページ数が少ない分、1ページあたりの制作密度が高くなります。デザインだけでなく「どんな順序で何を伝えれば申し込みにつながるか」というマーケティング設計が品質を左右します。

安いLPで成果が出ない原因のほとんどは、デザインではなく「構成の弱さ」です。見た目が良くても、読者の背中を押す文章・流れ・信頼の積み上げ方が設計されていないと、ページを見て離脱されてしまいます。

コーポレートサイトの費用相場

規模 費用の目安 ページ数の目安
小規模(スタートアップ・個人事業) 30万〜80万円 5〜10ページ
標準的(中小企業) 80万〜200万円 10〜30ページ
大規模(多部門・多サービス) 200万円〜 30ページ以上

ページ数・写真撮影の有無・CMSの有無・デザインの作り込み度によって費用は上下します。

「ページを増やしたい」「スタッフ写真を撮影してほしい」「後から自社で更新できるようにしたい」という要望が積み重なると、そのぶん費用も上がります。最初から全部盛りにしなくても、まずシンプルなサイトで公開し、反応を見ながら追加していく段階的な作り方もあります。

オウンドメディアの費用相場

段階 費用の目安 内容
立ち上げ(初期) 50万〜150万円 サイト構築・SEO設計・初期記事制作(5〜20本)
継続運用 10万〜50万円/月 月次の記事作成・アクセス分析・改善提案

オウンドメディアは「作って終わり」のものではありません。記事を書き続けることで初めて効果が出ます。立ち上げ費用よりも、その後の運用費がトータルコストを決める点に注意が必要です。

「自社で更新できる体制を作りたい」という場合は、WordPressで構築してもらい、制作会社にはSEO設計と最初の10〜20本の記事だけ依頼するという形もよく選ばれます。その後の更新は自社スタッフや外部ライターに任せる体制です。

制作費用が変わる3つの要因

ホワイトボードを使ってウェブ制作の方針を話し合うチームミーティングの様子

同じ「サービスサイト」でも、制作会社によって見積もりが何倍も違う理由は主に3つあります。

要因1:原稿・素材をどこまで用意するか

「原稿は自分たちで書けます」と言えるなら、制作費用は下がります。文章を書くのも制作会社の仕事になると、それだけ工数が増えます。事業内容・サービス説明・スタッフ紹介の文章を自社で用意するだけで、費用が20〜30万円ほど変わることもあります。

写真や動画も同様です。「フリー素材でいい」なら費用はほぼゼロですが、「自社のオフィス・スタッフ・製品を撮影してほしい」となると撮影費が加わります。自社の写真を使うと信頼感が大きく上がるため、できれば投資する価値はありますが、費用とのバランスを考えた判断が必要です。

「原稿は自分たちで出します」と言いながら、なかなか提出できないまま制作が止まるケースは珍しくありません。書けるか不安なら、最初から原稿作成を依頼範囲に含めておくほうが、スムーズに進みます。

要因2:更新のしやすさをどこまで求めるか

「作ったあとは制作会社に任せる」のか、「自社で更新できるようにしたい」のかで、作り方が変わります。

CMS(WordPress など)を入れると初期費用は5〜20万円ほど上がることが多いですが、その後の更新コストを大幅に下げられます。逆に、更新を全て外注するなら、月々の保守・更新費用(2〜10万円程度)を見込んでおく必要があります。

3年・5年単位でのトータルコストを考えると、どちらが得かは会社の状況と更新頻度によって違います。「お知らせだけ更新できればいい」という会社と、「ブログを月4本書きたい」という会社では、選ぶべき作り方が変わります。

要因3:制作会社の規模と得意分野

制作会社にも得意・不得意があります。デザインを重視する会社、SEOを得意とする会社、広告とセットで提案する会社、地域密着で細かく対応する会社。規模によっても、大手代理店・中堅制作会社・フリーランスで費用の幅が変わります。

よくあるミスマッチは、「よく分からないけど有名そうな会社に頼んだ」というケースです。見た目は上手でも、集客の設計や問い合わせへの導線が考えられていない、という結果になることがあります。

見積もりを取る前に、「自分たちが作りたいサイトの目的」と「その制作会社の得意領域」が合っているかどうかを確認することが大切です。

安くしようとして失敗するパターン

費用の問題で悩む担当者がテーブルで書類を確認している場面

費用を抑えることは大切ですが、やり方を間違えると後から余計なコストがかかります。よくある失敗パターンを3つ挙げます。

パターン1:一番安い見積もりを選んだ

費用だけで制作会社を選ぶと、「なぜ安いのか」を見落とすことがあります。工程を省いているのか、テンプレートをそのまま使うのか、修正対応が有料になるのか。安さの理由は必ず何かあります。

安さの理由がテンプレート活用なら問題ありません。しかし、「質問しても返答が遅い」「修正のたびに追加費用が発生する」「公開後にトラブルが出ても対応してもらえない」という状況になると、後からの修正費や作り直しのコストで結果的に高くついてしまいます。

見積もりを比べるときは、「含まれている作業の範囲」を確認することが最重要です。ページ数・修正回数・公開後のサポート期間・保守費用。これらが明示されていない見積もりは、後から追加費用が発生しやすい傾向があります。

パターン2:機能を詰め込みすぎた

「どうせ作るなら全部入れたい」という気持ちはわかります。しかし、使われない機能のために費用を払うのはもったいないことです。

実際に運用してみると、「予約カレンダーは結局使わなかった」「会員機能は管理が大変で放置になった」という話はよく聞きます。最初はシンプルなサイトで公開し、実際にどんな問い合わせが来るかを見てから必要な機能を追加するほうが、費用対効果は上がります。

「最初から完成形を作らなければならない」という思い込みを手放すことが、費用を抑える第一歩です。

パターン3:公開で終わりにした

サイトを公開してからが本番です。公開後にアクセス状況を確認して、どこから人が来ているか・どのページで離脱しているかを見て、改善を続ける。この運用がなければ、どれだけ良いサイトを作っても成果は上がりません。

「作ったのに問い合わせが来ない」という相談のほとんどは、公開後に何もしていないことが原因です。Googleアナリティクスすら設定されていない、というケースも珍しくありません。

制作費用だけを見て「予算内に収まった」と思っていても、公開後の分析・改善・更新コストを考えていないと、後で想定外の出費が重なります。最初から「公開後にどうするか」を含めて計画しておくことが大切です。

制作会社に依頼する前に決めておくべきこと

依頼前に確認すべきチェックリストと書類を広げた作業デスク

見積もりを依頼する前に、次の5つを整理しておくと、比較がスムーズになります。この5つが曖昧なまま話を進めると、制作会社も的確な提案ができず、お互いに時間がかかります。

1. 何のためのサイトか(目的)

問い合わせを増やしたいのか、採用に使いたいのか、商品を売りたいのか、信頼感を高めたいのか。目的によって作るべきサイトのタイプが変わります。「なんとなくサイトを新しくしたい」では、制作会社も何を優先すればいいか分かりません。

ひとつに絞る必要はありませんが、「一番大事な目的」は決めておく必要があります。

2. 誰に見てもらいたいか(ターゲット)

年齢・職業・地域・課題。ターゲットが具体的になるほど、どんなメッセージを出せばいいかが明確になります。「30〜50代の経営者で、既存のサイトに不満を感じていて、リニューアルを検討している人」のように具体的に言えるのが理想です。

ターゲットが不明確なまま作ると、「誰にでも伝わる」ではなく「誰にも刺さらない」サイトになります。

3. 原稿と素材はどこまで用意できるか

会社概要・事業内容の文章、サービスの説明、写真や動画。自社で用意できるものとできないものを先に整理しておくと、見積もりに含まれる範囲を確認しやすくなります。

「文章は書けます」と言える場合でも、実際に書くのに時間がかかることが多いです。リリースまでのスケジュールに余裕を持って考えましょう。

4. 更新をどうするか(更新体制)

制作後、誰がどのくらいの頻度で更新するかを決めておきます。「お知らせを月1〜2回更新したい」のか「ブログを週1で書きたい」のか「更新は全て外注したい」のか。体制によって使うCMSや制作の仕様が変わります。

自社で更新する場合は、使いやすい管理画面かどうかも確認しておくと良いでしょう。

5. 予算の上限(と最終決裁者)

「いくらまでなら決められるか」を最初から決めておきましょう。予算の上限を持たずに話を進めると、提案の範囲が広くなりすぎて比較できなくなります。

また、最終的に決断できる人が打ち合わせに同席しているかも重要です。担当者が「上に確認します」を繰り返すと、制作がなかなか前に進みません。

パルカのサービスサイト制作について

チームで楽しく協力してウェブデザインのプロジェクトを進める様子

デザインパルカでは、ホームページ制作・LP制作・サービスサイト制作を行っています。

特徴は「届くWEB」を考えるところから始めることです。「どんなデザインにするか」よりも前に、「誰に何を伝えれば問い合わせにつながるか」という設計から入ります。見た目が整っているだけでなく、集客・問い合わせ・信頼形成につながる設計を大切にしています。

長崎県佐世保市を拠点に、長崎・全国の中小企業の経営者・担当者の方からご相談をいただいています。リモートでも対応していますので、エリアに関わらず「まず話を聞きたい」という段階からお気軽にご連絡ください。

制作の費用についても、最初のヒアリングの段階でおおよその目安をお伝えできます。「どのくらいかかるか全然わからない」という状態でのご相談でも大丈夫です。

お問い合わせ・ご相談はこちら

まとめ:目的を先に決めてから予算を考える

ビジネス資料とキーボードとスマートフォンが並んだデスク。サービスサイト選択の最終確認イメージ

サービスサイトの制作費用は、タイプによって大きく異なります。改めてポイントを整理します。

  • LPは1ページで申し込み・問い合わせを促す。費用の目安は15万〜150万円。広告との組み合わせで短期間の成果検証ができる
  • コーポレートサイトは複数ページで会社全体を伝える。費用の目安は30万〜200万円以上。信頼感の補強と採用・商談の後押しに強い
  • オウンドメディアは記事を積み上げる長期投資。立ち上げ費用50万〜+月次運用費10万〜50万円。SEOで安定した集客が見込める

費用を決める前に、「目的・ターゲット・原稿の準備状況・更新体制・予算上限」の5つを整理しておくことが大切です。

「安ければいい」ではなく「目的に合ったものを作る」という視点で依頼先を選ぶと、費用対効果の高いサイトができます。何から決めればいいか分からないときは、まず制作会社に相談してみてください。話を聞いた上で、何が必要かを一緒に整理してもらうことが、最初の一歩になります。

この記事を書いた人
ootaka
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デザインパルカ(長崎・佐世保/全国リモート)が、届くWEBのための制作・集客のヒントをお届けします。

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