ホームページ制作のポイント | コンセプト設計の重要性を実例付きで紹介

みなさんどうも、デザイン会社パルカの大高です。
2025年ももう1月が終わりそうですが、皆さん良いスタートは切れましたでしょうか?
もし集客にお悩みがあれば、ホームページの制作はとても有効です。
情報化社会の現代、ビジネスの宣伝ツールとしてホームページは定番のものとなってきました。
想像して見てください。全く知らない相手から、仕事の相談がくる日常を。
ホームページは、実際にそれを実現する事ができる素晴らしいツールです。
今回の記事では、デザインパルカのサイトを例に出して、制作時のポイントを解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください!
ホームページのコンセプト設計

初めに、ホームページは「道具」です。
見た目を整えるデザイン性以外にも
- ホームページの目的
- 更新の使用感
なども非常に重要なところです。
ホームページの目的は、主に以下の事柄に注意して明確化をしていきます。
- いつ効果がでて欲しいか
- どこで効果がでて欲しいか
- だれにみて欲しいか
- なにを知ってもらいたいか
- なぜホームページを作るか
- どのように訴求するか
上記は、5w1hと言われる考え方です。
今回の制作例では、以下のようにだしてみました。
- いつ効果がでて欲しいか
→半年以内で効果を出し始め、1年で長期的な集客ツールとしての基盤を確立させたい。 - どこで効果がでて欲しいか
→佐世保市周辺 - だれにみて欲しいか
→中小企業の経営者 - なにを知ってもらいたいか
→ヒアリングを重視し、お客様にあった高品質なオリジナルのホームページ制作ができる事 - なぜホームページを作るか
→自社のブランド強化 - どのように訴求するか
→デザイン性とサービスの情報をブログで発信し、来訪者にワクワクとサービスの信頼感をアピールする
ホームページに限らず、デザイン制作ではこういった目的の明確化はとても重要です。
デザインパルカでは、ヒアリングの中で一緒にこれらを考えていきます。
制作スケジュール

制作のスケジュールも重要な要望です。
例えば、イベントの告知や期間限定のサービスを展開したい場合、もっとも重視すべき要望といえます。先ほどの目的を振り返りましょう。
いつ効果がでて欲しいか
→半年以内に効果を出し始め、1年で長期的な集客ツールとしての基盤を確立させたい。
どのように訴求するか
→デザイン性とサービスを情報を発信し、来訪者にワクワクとサービスの信頼感をアピールする
いつ効果が出て欲しいかをみると、半年以内に変化を求めているものの、基本的には長期的で持続的な効果を求めています。
今後何年も使用していくホームページなので、時間をかけてしっかりと事業の雰囲気作りをしていきたいところです。
ですが、どのように訴求するかをみると、情報発信をしていきたいということで、
なるべくはやめに公開してブログを発信していきたい要望もありますね。
以上のことを考えると、公開まで3〜4ヶ月ほどかけて、制作している間にブログの内容をストックする流れが最適かと思われます。
デザイン制作

デザインは、そのビジネスをターゲットに伝える重要な機能を持ちます。
例えば、同じ店の
- 白箱に入った100円のクッキー
- どんな味か分かるパッケージの300円のクッキー
のどちらかを買う選択を迫られたときに、皆さんはどちらを買いますか?
おそらく、多くの人が金額が高くても後者を選ぶかと思います。
つまり、
どんなに良い商品でも買う前に中身が分からないものは、購入されづらい。
と言うことです。
これは、
「人は成功よりも失敗しないことを選ぶ」という人間の心理があるからです。
以上のことから、デザインとはただ単に見た目を良くする以上の意味があります。
では、今回のホームページではどのようなデザインするのが良いのでしょうか?
最初に決めたコンセプトを振り返ってみましょう。
- いつ効果がでて欲しいか
→半年以内で効果を出し始め、1年で長期的な集客ツールとしての基盤を確立させたい。 - どこで効果がでて欲しいか
→佐世保市周辺 - だれにみて欲しいか
→中小企業の経営者 - なにを知ってもらいたいか
→ヒアリングを重視し、お客様にあった高品質なオリジナルのホームページ制作ができる事 - なぜホームページを作るか
→自社のブランド強化 - どのように訴求するか
→デザイン性とサービスを情報を発信し、来訪者にワクワクとサービスの信頼感をアピールする
この中で、
何を知ってもらいたいか
→ヒアリングを重視し、お客様にあった高品質なオリジナルのホームページ制作ができる事
だれにみて欲しいか
→中小企業の経営者
どのように訴求するか
→デザイン性とサービスの情報をブログで発信し、来訪者にワクワクとサービスの信頼感をアピールする
の3つを重視してみました。
まず、情報面で来訪者に知ってほしい事は、ヒアリングを重視してそれぞれにあったホームページを提供できる事です。
それをどのように伝えていくかは、ブログで情報を発信していくとのことでした。
この事から、ブログ投稿のジャンルが分かりやすいデザインにしていきたいです。
またデザイン面では、
ワクワクを与えたい、と言うことで、他とは違った雰囲気を出すことにしました。ただ、中小企業の経営者に見てほしいので、あまり派手な色使いなどは避けたいです。
そこで今回「横スクロール」という選択をしました。
横スクロールは表示デバイスの制限が出てしまう反面、とても個性的な演出をすることができます。
以上の事から、
- ブログが分かりやすい
- モノクロ調のカラー
- 横スクロール
という風にしていこうと思います。
現時点でも少し複雑な要件ですが、さらに一つ無茶ふりをしてみようと思います。
ワクワクを更に演出するため、アニメーションを多用して行こうと思います。
制作につまづいたとき

ここまで内容を固めても、途中で意見がまとまらない場合もあります。
例えば、
・新機能を追加したい
・公開時期を早めに設定したい
という二つの希望が出たとします。
両立できない希望をどのように判断するか難しい課題ですが、目的設定をしていればより本質的な判断を下すことができます。
今回の例を出すと、
- なぜホームページを作るか
→自社のブランド強化
に注目してみましょう。
そもそも、なぜホームページを制作するかを見返すと、ブランドの強化が今回の目的です。
ならば、その追加したい機能とはブランドをあげてくれるのでしょうか。
もしそうであれば、公開時期の見直しを行うべきですし、そうでなければいま急いで制作する必要はない、と判断をくだすことが可能です。
大事なのは、
公開をしたあと本来望んでいた効果を発揮できるか です。
まとめ

以上、今回はデザイン会社パルカの制作事例をもとに、ホームページ制作のポイントをご紹介しました。いかがだったでしょうか?
ホームページは単なる「見せるための道具」ではなく、ビジネスの成長を支える重要な「戦略的ツール」です。目的の明確化、ターゲットへの訴求、そしてデザインやスケジュールの計画性が、成功への鍵となります。
もし「自分のホームページでもこういった工夫を取り入れたい」「もっと具体的な相談がしたい」と思われた方は、ぜひデザイン会社パルカにご相談ください。一緒に、あなただけのオリジナルホームページを作り上げていきましょう。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

執筆者情報
デザインディレクター
大髙 孝太
デザインパルカの副代表として、全体の制作をまとめる。
「ウェブ」×「デザイン」の知識を基に、目的を達成できるデザインを目指している。